衝撃的な光景

2011-09-16

以前衝撃的な光景を見てしまいました。
あれはそう確か1年ほど前のこと。
終電を逃して、漫画喫茶で夜を明かそうと駅周辺を探索していた時、
一人の少女が駅の片隅に座っていました。
歳にして15歳くらいだったでしょうか。
150センチくらいの色白、体はげっそり痩せ細り、着ている服ややほつれ全体的に弱々しい。
それだけに髪の金色だけが夜の黒、彼女の白からぼ〜っと浮き出ていて、
まさにまがまがしくも生命の麗しき躍動を如実に反映していました。
しかしその金色がいかに生を主張しようとそれ以外の今にも灯の消えそうな
はかない佇まいが誰かに何かをヘルプしているように見えて、この僕が助けるべくちょっと声をかけようと思ったんです。
一歩踏み出したその時向こうからやってきた齢50歳くらいのおじさんが彼女に声をかけました。
いかにもお金を持ってそうな、上流階級に位置するであろう出で立ちをしたおじさん。
まさかナンパでもないだろうと思い、不思議がった僕は、そのおじさんに先を越された悔しさもあってか
彼女とのやりとりに聞き耳を立てました。
「あなたが神を待ってる娘さんかい?」
「あ、そうです。あなたが神様ですか?」
神様というフレーズにピンときました。
そうか。あの娘は、神待ち掲示板を利用している困窮している女の子だったんだな。
どうりで、弱々しいわけだ。
ま、あのおじさんなら彼女の人生を救ってやれるだろうと僕はその場を立ち去ろうとしました。
ちょうどその時。
彼女たちの前に泊まっていた黒塗りのワンボックスカーからヤクザ風な男が数人出てきて、そのおじさんを
取り囲っます。
そして何やらもめだしてるではないですか。
とぎれとぎれしか聞こえませんでしたが、警察や未成年などのフレーズが聞こえてきたので、
ああおじさんは娘に罠にかけられ、今まさにヤクザから恐喝されているのだなと思いました。
一歩間違えれば僕が罠にかかっていたのかも。
彼女の本質は全体の弱々しさにあったのではなく、金色のまがまがしさの方にその全てが凝集されていた
ということでしょうか。
怖かったです。

Copyright© 2011 家出娘サイト All Rights Reserved.